このページでは前向きな目的で中卒・高校中退を選んだ人たちの声をご紹介します。
第1志望じゃない高校に通っていた。毎日が退屈で、自分が何をしているのか、わからなくなるくらいだった。このままダラダラと時間が過ぎて、卒業して適当に進学して就職して…そんなものなんだろうとうっすら思っていた。私立の高校だったので親にも高い学費を払ってもらっている。こんな無気力な自分に、親が高い金を払っていることが苦痛だった。2年目になったときに、そういう自分をリセットしよう、と心に決めた。少し他の人より遅くなってしまうけれど、一度止まって自分を見つめ直してみたい、と思った。親を納得させるのは大変だった。中退後には、ありきたりだけれど自転車旅行に出かけた。1ヶ月の間だけだったが、そこで出会った人々や風景が自分を変えてくれたような気がする。今、自分は高卒認定試験のために勉強している。福祉系の専門学校に行きたいと思っている。理由は…ちょっと恥ずかしくて言えないけど。先が見えなくなっていたときに、自分をリセットできたからこそ生まれた目標だ。周りに言われるけれど、明らかに高校生だった頃とは自分の「顔が違う」と思う。自分で言うのもなんだが、生き生きしていると思う。
うきうきしながら迎えた高校生活…大好きな友達も一緒、幸せな毎日でした。先生も素晴らしい人がたくさんいて、勉強も大好きでしたから。だからこそ、私が退学した時には学校の先生を始め、多くの人が驚いていました。しかし、どうしても私は別の道を歩みたいと思ったのです。
私は母親がアメリカ人で、日本に住んで約10年になります。英語も日本語も不自由無く使うことができます。しかしその反面ハーフであること特有の苦しみを味わってきました。国籍や言葉の問題で苦しむ子供を見たくないという理由から、私の母親は多国籍の子ども向けのインターナショナルスクールを開校しました。その学校で、私も数年にわたって子供たちのお世話をしました。そして、子供たちに日本語以外の言葉で生活をする場を創るバイリンガル教育が自分の進む道だと気づいたのです。大検を受けて合格した私は、学校に通う場合よりも1年早く、来年の1月からアメリカで17歳の大学生になります。両親もとても誇らしく思ってくれています。
中学を卒業してから、高校には進まずに鳶職の道に入った。昔から興味があったし、中学の頃に一度手伝ったら「スジがいい」と誉められたからだ。実際楽しかった。何も後悔していない。3年間鳶職を続けてきて、今新しい目標が生まれている。今の仕事に関連した目標だ。ただそのためには高卒資格が必要みたいだから、どうにか勉強したいと思っている。よく「高校行っときゃ良かったのに」と言われるけれど、その分3年間鳶職人としての腕を磨けたから満足している。今は必要になったから勉強する、という感じだ。目標への回り道には思えないし、むしろ近道を進んでるんじゃないか、と思っている。