このページでは中卒・高校中退者にとっての代表的な進路である定時制高校と通信制高校。そしてもう1つの道である高卒認定試験についてそれぞれの特徴を比較してみました。
| 定時制高校 | 通信制高校 | 高卒認定試験 | |
|---|---|---|---|
| 期間 | 学校のカリキュラムによるが、3年もしくは4年 | 卒業まで最短3年 自学自習のため、3年以上かかる場合もある |
16歳以上で試験に合格すれば取得 (合格者と認定されるのは18歳から) |
| 合格率 | 90%以上 | ほぼ100% | 約40% |
| 卒業もしくは合格で得られる資格 | 高等学校卒業資格 | 高等学校卒業資格 | 高卒認定資格 (高等学校卒業資格ではない) |
| 費用 | 公立)約50,000円/年 私立)約300,000円/年 |
公立)10,000円以内/年 私立)約270,000円/年 |
受験料1回4,500~8,500円 (受験科目数による) |
| 学習形態 | 昼間部、昼夜間部、夜間部と分かれており、授業時間帯が異なる以外は全日制とほぼ同じ | レポートを自宅学習、スクーリングに登校し、テストを受験する | 基本的には自宅学習 年に2回試験が行われ、8科目合格することで資格が取得できる |
| 通学 | あり | 基本的になし (スクーリング、テストは通学) | なし(試験のみ) |
| 卒業後の進路 | 全日制同様の進学、就職 | 全日制同様の進学、就職 | 進学が多いが、 特に進路を決定しない場合もある |
※レポート:通信制における提出課題
※スクーリング:通信制における登校日
上の表で比較して見ると、定時制・通信制高校ともに卒業するためには、最低3年の在籍が必要なことがわかります。というのも、日本の高校卒業資格取得のためには365日×3年の在籍日数が必要なのです(通学日数ではありません)。3年間という時間を拘束される、という意味では、在籍日数を必要としない高卒認定試験の方がより自由に時間を使えると言えます。また高卒認定試験は“16歳以上”であれば誰でも受験することができます。仮に16歳の8月で受験し合格してしまえば、高校に在籍している生徒に比べ2年間もの自由時間が生まれることになるのです。
定時制高校は、全日制とほぼ同様の通学が必要になります。また通信制高校であっても年に数回はスクーリングやテストに出席しなければなりません。その点においても、高卒認定試験は本番の試験を受けに行くのみ、それ以外に登校することはありません。
高卒認定試験の合格率は40%と低くなっています。簡単な試験であるとは言えないかもしれません。しかし高校に通わず、在籍日数も必要とせず高卒と同等の資格を得るわけですから、これは相応であると言えます。
費用を比較してみれば、これは圧倒的に高卒認定試験が安価です。試験を受けるだけだから、と言えばそれまでですが、定時制や通信制の私立高校などと比べて考えれば、その差額をスクールや参考書代に充てたとしてもお釣りがくるでしょう。
「時間を自由に使いたい」
「なるべく学費は抑えたい」
「相応の学力を身に付けたい」
上記に挙げた条件に該当するようであれば、高卒認定試験合格を考えてみるべきでしょう。